管理職なら知っておくべきメンタルヘルス ―誰もがいきいき働く生産性の高い職場に向けて―
渡辺 洋一郎(著)
出版社:公益社団法人日本生産性本部生産性労働情報センター
発行年:2021年11月
本の長さ:183ページ
価 格:税込2,200円 (送料360円)
主な内容:
●職場のメンタルヘルス対策
●マネージャーに必要なメンタルヘルスの基礎知識
●職場のコミュニケーション~良いコミュニケーションとは~
●働き方改革とメンタルヘルス~期待と課題~
●コロナ禍を変化・変革のきっかけに
著者からのメッセージ〜職場のメンタルヘルス対策の重要性
職場のメンタルヘルスの低下は企業存亡の危機につながる
職場メンタルヘルスの課題には、A:リスクマネジメントと、B:生産性向上という 2 つの側面があります。職場メンタルヘルスが向上すれば社員の意欲向上、生産性向上につながりますが、悪くなれば生産性の低下のみならずさまざまなリスクにつながり、最悪の場合には企業の存亡の危機につながります。
職場メンタルヘルスは健康問題の 1 分野ではなく、企業経営の根幹に直結したテーマになっています。そして、そのキーパーソンが管理・監督者の方々です。
本書では精神科医であり、職場のメンタルヘルス担当産業医として経験豊富な著者が、管理・監督者の方々に必要なメンタルヘルスの基礎知識とラインケアについて現場のニーズに合わせて具体的に解説し、さらにより良い職場づくりに大切なコミュニケーションのあり方について具体的、実践的に説明しています。
部下のうつ病のサインとは?
一例を示しますと、仕事がうまくいかなければ落ち込むのは当たり前ですが、そのことからうつ病、最悪の場合には自殺にもつながることがあります。
では、当たり前の落ち込みと、医療が必要な病的な落ち込みとは、どのようにして区別すればよいのでしょうか。
「落ちこみ」「うつ」といっても、実は心のレベルの落ち込みと、心のレベルを通り越して脳のレベルにまで影響を受けてしまう落ち込みがあります。前者の場合には励ましや気分転換が有効ですが、後者の場合に励ましたり気分転換を勧めたりしても効果がないばかりか状態を悪化させてしまうことになりかねません。
管理・監督者が適切に対応するためには、落ち込みとうつの区別が大変重要です。この区別には、「眠れているかどうか」と「楽しめているかどうか」が大きなポイントになります。
部下とのコミュニケーション課題を解決する
また、部下との関係においてはコミュニケーションが重要です。
良いコミュニケ-ションとは伝えたいことが伝わることですが、伝えたいことには 4 つの要素があります。それは「事実」「考え」「気持ち」「期待」です。どんな会話にもこの 4要素が含まれています。部下との会話においても、「事実」と「考え」のところだけを受け取り、「気持ち」と「期待」のところを受け取ることができないことが「分かってもらえない」ということにつながるのです。
本書は管理・監督者の方々が、即、現場で使える実践的な書で、リスクを軽減するのみならず、いきいきとした職場づくりによって組織の業績や生産性向上の一助となる 1 冊だと考えております。
書評
田中克俊先生(北里大学大学院産業精神保健学教授)より書評をいただきました。
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(『産業精神保健』第30巻第2号、2022 )
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